天然きのこを美味しくいただこう♪

小谷村の短い夏が終わり、あっという間に秋がやってきました!
秋と言えば…スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋など様々ありますが、小谷村の秋で一番楽しみなものといえば、「食欲の秋」!!
そう、いよいよ待ちに待ったきのこの季節がやってきました♪先日も、マイタケ、ナメコの初物をいただき、天ぷら、お吸い物、炊き込みご飯、なめこおろしと、早速きのこ三昧の食事をいただきました。

9月中旬から10月下旬までにかけてやってくる、きのこの最盛期には、小谷村でも様々な天然きのこを収穫することができます。先日、発売させていただいた「山のめぐみギフトセット」でも、この天然きのこをセットの中に入れさせていただいていますが、天然きのこはどうやって食べたらいいか分からない…そんなお声もいただいています。

そんな方に向けて、定番ではありますが、簡単で天然きのこ初心者の方でも楽しめる、そんなレシピをご紹介させていただきます!

小谷村では、どんなきのこが採れるの?


皆さんは、きのこと言うと、どんなきのこを思い浮かべますか?
「シメジ」「エノキタケ」「エリンギ」「マイタケ」など、一般的にスーパーなどでも販売されているきのこを思い浮かべる方がほとんどかと思います。
私も、小谷村に移住するまでは、きのこをいえば、スーパーに並んでいるきのこを知っているくらいで、そのほかにも食べられるきのこが、山の数ほどあることを、知りもしませんでした。

小谷村に移住してきて驚いたのは、その種類の多さと大きさです。
小谷村では、「ハナイグチ」、「ナラタケ」、「ナメコ」、「ムキタケ」、「ブナハリタケ」、「クリタケ」など、秋になるとたくさんのきのこに出会うことができます。
そして、驚くのがその大きさ!特に、「マイタケ」と「ナメコ」は、スーパーで売っているものの何倍もの大きさでなっており、とても驚きました。

小谷村に移住して、7年。だんだんと天然きのこも見慣れてはきましたが、いまだに秋になって、きのこが採れ始めると、ワクワクする気持ちを抑えられずにいます♪

意外に簡単♪天然きのこの下処理の方法

天然きのこを手にすると、まず悩んでしまうのが、どのように下処理を行うかと言うことではないでしょうか。
天然きのこは、スーパーで売られているきのこなどとは異なり、山の中で自然に育っているので、土や枯葉などの汚れが付着していることがほとんどです。
※天然きのこは洗うと傷みが早くなってしまうため、山のめぐみギフトセットに同封する天然きのこも、できるだけ汚れを取ったうえで、洗わずに出荷しています。

一つ一つ汚れを落とさないといけないのかと思うと、手間に感じてしまう方もいるかもしれませんが、下処理方法は意外に簡単!
まず最初に、数十分程度水に浸けて汚れを浮かせます。こうすることで、きのこに付着していた汚れがするっと採れやすくなるので、あとは軽く汚れを落とせばOKです♪「ムキタケ」や「ヒラタケ」など、肉厚なきのこの場合には、中に小さな虫が入ってしまっていることもあるので、1時間ほど塩水で浸けて、虫を出してから、同じように軽く汚れを落としましょう。

一見手間に感じる、天然きのこの下処理ですが、やり方さえ覚えてしまえば、意外に簡単にできてしまいそうですよね♪

天然きのこおすすめレシピ①きのこ鍋

下処理の方法を覚えたら、早速調理を始めましょう!
まず、最初にご紹介するのが、天然きのこ料理の定番「きのこ鍋」です。

下処理をしたきのこに加えて、白菜、人参、ねぎ、鶏肉など好きな具材と、水、顆粒和風だし、酒、みりん、塩、しょうゆを入れて、グツグツ煮込めば完成です!シンプルな味付けですが、きのこの美味しさがぐっと引き立って、とっても美味しいですよ♪

手軽すぎて、コツというコツはありませんが、色々な種類のきのこを入れれば入れるほど、きのこの旨味がたっぷり出てくるので、より美味しく仕上げることができますよ。

天然きのこおすすめレシピ②きのこのホイル焼き

天然きのこのおすすめレシピ2つ目は、「きのこのホイル焼き」です。
こちらもレシピというには、申し訳ないくらい手軽なレシピですが、天然きのこ初心者の方には、手軽にできておすすめのレシピです。

作り方は、とっても簡単!下処理をしたきのこをアルミホイルで包み、あとはお好みの味付けをして、フライパンで蒸し焼きするか、オーブントースターで15分ほど焼けばOKです♪
味付けは、バター醤油や、味噌バターなどが、個人的にはおすすめです♪

天然きのこおすすめレシピ③きのこペースト

せっかくなら、一度に食べてしまわずに、長く天然きのこを味わいたいという方には、天然きのこを使った「きのこペースト」がおすすめです。

下処理をしたきのこ(200g程度)を細かく切り、フライパンに油とにんにくを加えて、香りが出てきたら、きのこを数回に分けて入れて、ひたすらに炒めます。水分がとんで、1/3くらいの量になるまで炒めたら、塩小さじ2、醤油大さじ1、酒大さじ2を入れて、さらに炒めて味を整えます。
よく炒まったら、保存容器に入れて3日ほど寝かせれば完成です♪

お湯に溶いてきのこスープを作ったり、パスタに混ぜたり、牛乳と混ぜてきのこポタージュにしたり、これさえ作っておけば、さまざまなきのこ料理を楽しむことができますよ。




天然きのこ初心者の方にも、おすすめのきのこレシピをご紹介しました!
下処理の方法や、調理の仕方さえ覚えてしまえば、意外に手軽に天然きのこを楽しむことができます。
この秋は、ぜひ天然きのこデビューしてみてくださいね♪その美味しさに、きっと天然きのこの虜になってしまうはずですよ!

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天然きのこの収穫体験をしてみたい方はこちら→
https://www.otarinatureschool.net/wildmushroomhunting