-ハーブの女王-よもぎの魅力とは?

よもぎとは?

よもぎは、キク科の多年草の植物。
日当たりのよい原野や道端などに集団を作って生えいるので、皆さんの暮らしの中でも身近な植物ではないでしょうか。

よもぎは、別名「モチグサ」と呼ばれ、春に生える若芽は、よもぎ餅の材料として使われています。
ここ小谷村でも春になると、近所のおばちゃんたちが摘んできたよもぎで美味しいよもぎ餅を作ってくれ、春の訪れを感じさせてくれる野草のひとつですね。

よもぎは、『ハーブの女王』とも呼ばれており、飲んで良し、付けて良し、浸かって良し、嗅いで良し、燃やして良しの五拍子揃った素晴らしい野草。
漢方名では、『病を艾(止)める』という意味から、艾葉(ガイヨウ)と呼ばれ、その効能や栄養価の高さから、万能薬とも言われている野草です。

では、そんなよもぎの活用方法について、見ていきましょう。

よもぎの活用法①よもぎ風呂

よもぎの活用方法でおすすめしたいのが、「よもぎ風呂」です。
収穫したよもぎを乾燥させ、袋に入れてお風呂に入れるだけで簡単にできる、この「よもぎ風呂」は、体を芯まで温めてくれ、肌荒れや冷え性に効果があるなど、嬉しい効果がたくさん♪

またよもぎの精油成分である「シオネール」には安眠を促す働きがあるので、気持ちがリラックスし、安眠効果も◎
温補効果と安眠効果により、翌朝には美肌効果を期待することもできるのだそうです!

このよもぎの温補効果は、古くから注目されており、韓国では「よもぎ蒸し」が600年も前から民間療法として、各家庭で行われていたのだそうです。

よもぎの活用方法②食用として楽しむ

 

よもぎは、食べても美味しいのが魅力のひとつ。
先ほども、あげたように「よもぎ餅」の材料にしたり、春先の若い芽は、天ぷらの材料にしたりと、さまざまな調理方法で美味しく召し上がることができます。
また、乾燥させたものをパウダー状にしておけば、シフォンケーキやクッキーなど、お菓子作りの材料としても使うことができますよ♪

よもぎの活用方法③よもぎ茶を作る

 

よもぎを手軽に暮らしに取り入れる方法のひとつが「よもぎ茶」にして楽しむことです。
春先〜夏頃にかけてのよもぎを収穫し、綺麗に洗って、天日で3日〜1週間ほど干せば、あっという間によもぎ茶が完成しますよ♪
飲むときには、細かく刻んで、お湯に入れて7分程度蒸らせばOK!フラインパンで乾煎りをすると、香ばしい味わいになるので、おすすめです。

よもぎの効能とは?

よもぎを使う上で気になるのが、「どのような効能があるのか」ということではないでしょうか?よもぎは「ハーブの女王」と言われるほど、たくさんの効能をもつ野草です。ここでは、その効能の一部をご紹介します。

よもぎの効能①コレステロール値を下げる
よもぎは、「クロロフィル」という成分を多く含んでいる植物で、このクロロフィルが、造血や血液の流れを正常化するのを助けてくれるので、コレステロール値の改善などに役立っています。

よもぎの効能②血行促進
よもぎには、血行促進作用があるため、肩こりや冷え性からくる頭痛などの改善にも効果が期待できます。また、血行が促進し、体が温まることで、ダイエット効果なども期待できますよ♪

よもぎの効能③腸内環境を整える
よもぎは、「食物繊維」を多く含む植物で、腸内で体に不要な有害な物質を吸着し、体外へと排出してくれ、腸内の環境を良い状態に保ってくれる効果があります。便秘でお悩みの方にもオススメの野草ですよ!

みなさんの身近にある「よもぎ」。様々な活用ができることが分かれば、ついつい道草したくなってしまいますよね♪
今回、ご紹介したよもぎの活用方法を、ぜひ試してみてくださいね!

※キク科植物にアレルギーのある方は、服用に注意が必要です。また、妊婦の方の過剰摂取もお控えください。